医療機器を実際に操作する。 医療従事者から、 その仕事の専門性を直接教えてもらう。 そして、 「自分もこの仕事を目指すとしたら」 と未来を考えてみる。 2024年8月24日、 中部国際医療センターで 高校生を対象とした 「オープンホスピタル2024夏季スペシャル」が 開催されました。
本記事では、 中部国際医療センターが主催する 次世代医療人材育成プログラムを、 協力・伴走支援を担う ミライクエストの視点から紹介します。
プロジェクト概要
- 事業名
- OPEN HOSPITAL 2024 SUMMER SPECIAL 高校生コース
- 開催日
- 2024年8月24日
- 開催場所
- 中部国際医療センター
- 対象
- 高校生
- 主催
- 中部国際医療センター
- 協力・伴走支援
- ミライクエスト
- 年度内開催
- 2024年度 高校生コース2回目
- 実施形態
- 高校生を対象とした専門医療体験・進路探究
春・夏に開催
進路につなげる専門プログラム
リアルな医療体験
2024年度から、 オープンホスピタルは 高校生コースと小中学生コースを 別日で実施する形へと発展しました。
高校生コースは 春と夏の年2回。
3月23日に行われた 春季スペシャルに続き、 8月24日には 夏季スペシャルを開催しました。
前年度にも高校生向けの医療体験は 実施していましたが、 2024年度は高校生だけを対象に、 医療の専門性や進路について より深く学べる機会として プログラムを展開しています。
病院を知ることから、医療への探究が始まる
プログラムは、 中部国際医療センターについて知ることから 始まります。
どのような診療科があり、 どのような医療従事者が働き、 地域の医療をどのように支えているのか。
高校生がこれから入っていく 「医療現場」の全体像を知ったうえで、 専門的な体験へ進んでいきます。

「患者になる」ことで見えてくること
医療を学ぶうえで大切なのは、 医療を提供する側だけではなく、 医療を受ける患者の立場を考えることです。
患者がどのような不安を感じるのか。 情報が十分に得られない状態では 何を感じるのか。
体験を通して、 技術だけではない 「患者に寄り添う医療」についても 考えていきます。

本物に近い環境で、医療技術を体験する
オープンホスピタルの大きな特徴は、 医療の仕事について 説明を聞くだけではないことです。
医療機器やシミュレーターを使い、 現役の医療従事者から説明を受けながら、 実際に自分の手で操作してみます。
画面に映し出される映像を見ながら 手元の器具を細かく動かす体験は、 医療に求められる 繊細な技術や集中力を 自分自身で感じる機会になります。

医療機器の向こうに、専門職の仕事がある
病院では、 医師や看護師だけでなく、 多くの専門職が連携しながら 患者の治療を支えています。
高度な医療機器を 安全かつ正確に扱い、 診断や治療を支えることも、 医療専門職の重要な役割です。
実際の機器や画像に触れることで、 高校生がそれまで知らなかった 医療の仕事に出会う機会にもなります。

体験した仕事を、自分の進路につなげる
「面白かった」で終わらないことも、 高校生コースが大切にしているポイントです。
医療の仕事に就くためには、 どのような学校へ進み、 何を学び、 どのような資格を取得する必要があるのか。
実際に体験した仕事について、 その先の進学や資格まで知ることで、 医療職が 「遠くにある職業」ではなく、 自分自身の選択肢として 少しずつ具体化していきます。

春と夏。継続して「医療との出会い」をつくる
2024年度に、 高校生コースを春と夏の2回開催する形になったことは、 オープンホスピタルにとって 大切な変化でした。
医療に興味を持つタイミングは、 高校生一人ひとりで異なります。
高校1年生で 初めて医療に興味を持つ生徒もいれば、 具体的な進学先を考え始めている生徒もいます。
年に複数回、 地域の病院が高校生へ 医療現場を開くことで、 より多くの次世代が 医療と出会える入口をつくることができます。
「イベント」ではなく、継続する医療キャリア教育へ
オープンホスピタルは、 一日の職業体験だけを目的としているわけではありません。 地域の中に、 高校生が本物の医療現場へ入り、 医療従事者と出会い、 自分自身の進路を考える機会を 継続的につくっていく。 2024年度の春・夏開催は、 その仕組みを育てていく一歩となりました。
この活動から生まれたもの
OUTPUT|形になった成果
- 2024年度に高校生コースを春・夏の2回開催
- 高校生と小中学生の開催日を分け、年齢や進路段階に合わせたプログラムへ発展
- 高校生を対象とした専門的な医療体験を実施
- 実際の医療機器・シミュレーターを活用した体験機会を提供
- 患者側の視点を考える体験を実施
- 医師・看護師・医療技術職など医療従事者との直接的な接点を創出
- 医療技術だけでなく、資格・進学・キャリアについて学ぶ機会を提供
- 病院という実際の医療現場を高校生の学びの場として開放
OUTCOME|高校生に生まれた変化
- 病院で働く多様な医療専門職への理解が深まった
- 医療技術を実際に体験することで、仕事の具体的なイメージが生まれた
- 患者側の視点から医療を考える機会が生まれた
- 医療職に必要な専門性や責任への理解が深まった
- 医療職になるための進学・資格について具体的に考える機会となった
- 医師・看護師だけではない幅広い医療職への関心につながった
- 現役の医療従事者から直接学ぶことで、医療職をより身近な進路として捉える機会となった
- 自分自身の将来を考えるための原体験が生まれた
IMPACT|地域に育ち始めている変化
- 地域の高校生が医療現場へ直接アクセスできる機会の定着
- 高校生向け医療キャリア教育を継続的に提供する仕組みの形成
- 地域医療を担う次世代人材の長期的な育成
- 病院を次世代へ開かれた学びの場として活用するモデルの形成
- 医療従事者と高校生が直接つながる関係の蓄積
- 地域の中で医療職を将来の進路として意識する高校生を増やす土壌づくり
- 医療人材不足という地域課題に対する長期的な人材育成アプローチへの発展
- 春・夏の継続開催による次世代医療人材育成プログラムの基盤形成
- 今後の高校・教育機関との連携へ発展できる土台の形成
- 他地域にも応用可能な「病院を次世代へ開く」医療人材育成モデルへの発展可能性
中部国際医療センターとミライクエスト
オープンホスピタルは、 中部国際医療センターが持つ 医療の専門性と現場、 そしてミライクエストが培ってきた 次世代との接点や 共創プログラムの伴走を組み合わせながら 育てている取り組みです。
病院が持つ高度な医療資源を 次世代へ開くだけではなく、 その体験を 「将来を考える原体験」へ変えていく。
その積み重ねを、 地域医療を支える次世代人材の育成へ つなげていくことを目指しています。
中部国際医療センター
病院の設備と専門性を次世代へ開き、 医師、看護師、医療技術職などが 自らの仕事や医療技術を高校生へ直接伝え、 本物の医療に触れる体験と対話の機会をつくります。
ミライクエスト
高校生と医療現場をつなぎながら、 募集、コミュニケーション、運営支援、 体験設計、振り返りなどを通じて、 一日の医療体験を 次世代の進路と地域医療の未来へつなぐ 継続的な人材育成を伴走します。
医療を「知る」から、「自分の未来」として考えるへ
医療機器を操作する。 患者の立場を体験する。 現役の医療従事者から直接話を聞く。 そして、 その仕事に就くための進路や資格を知る。 本物の医療現場だからこそ生まれる経験が、 高校生にとって 自分自身の未来を考える原体験になります。 2024年度から始まった春・夏の継続開催を通して、 オープンホスピタルは 地域の次世代と医療をつなぐ 継続的な人材育成の仕組みへと 少しずつ育ち始めています。
協力・伴走支援: ミライクエスト
開催日: 2024年8月24日
開催場所: 中部国際医療センター
対象: 高校生
実施: オープンホスピタル2024夏季スペシャル 高校生コース
医療の現場を、次世代の進路へつなぐ
中部国際医療センターとミライクエストは、 本物の医療に触れる原体験を通して、 次世代が自分自身の未来を考える機会を これからも育てていきます。
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