みらいびと – 岡田元さん

MIRAIBITO
PEOPLE SHAPING THE FUTURE
Vol.02
岡田元さん
金沢大学 医学類
地域医療を考える学生会議

岡田 元さん

HAJIME OKADA

医療と地域の
未来のために。

医師を志しながらも、 一度立ち止まり「現場に飛び込むこと」で 学びを深めてきた岡田元さん。

医学部での学びだけに留まらず、 地域、医療、海外、そしてさまざまな人との出会いを求め、 1年間の休学という選択をしました。

その経験から生まれたのが、 大学や地域の枠を越えて医学生が集まり、 地域医療の未来を考える新しい場です。

地域や医療の現場へ足を運びながら、自らの問いを深めてきた岡田元さん。
01
THE COURAGE TO PAUSE

立ち止まる勇気が、
未来を動かす。

医学部の1年次、 岡田さんは1年間の休学を決めました。

大学の中だけで医療を学び続けるのではなく、 一度その外へ出て、 実際の社会や医療の現場に触れてみたい。

その選択から、 岡田さんの世界は大きく広がっていきます。

メディア運営やウェブ制作事業での起業。 子どもたちの医療体験イベント。 アジアの医学生が集まるフォーラム。 シカゴ大学病院での実習。 在宅医療クリニックへの訪問同行。

興味を持ったものには、 まず飛び込んでみる。

医療という専門の枠を越え、 人と暮らし、地域と社会に触れた時間が、 岡田さんの医療観を少しずつ形づくっていきました。

MIRAIBITO / 02 一度、外へ出てみる。
そこから見える世界がある。
02
COMMUNITY MEDICINE

仲間とともに考える、
地域医療の未来。

さまざまな現場を訪れ、 学生や医療従事者との対話を重ねる中で、 岡田さんの中に一つの問いが生まれました。

学生という立場からでも、 医療の未来について語り合える場を つくることはできないだろうか。

その問いから生まれたのが、 「地域医療を考える学生会議」です。

第1回は岐阜県美濃加茂市の 中部国際医療センター、 第2回は石川県七尾市の恵寿総合病院の協力を得て、 スタディツアーを実施しました。

全国から集まった医学生たちは、 医師や看護師との対話や 診療科について考えるキャリアワークショップを通じて、 医療を単なる専門知識ではなく、 人の暮らしや地域とつながる営みとして見つめ直していきました。

地域医療の現場を訪れる医学生たち
STUDY TOUR 大学の外へ。
医療の現場へ。

地域医療の現場で、 医療従事者と学生が直接出会い、 ともに未来を考える。

03
AN OPEN DOOR

誰もが一歩を踏み出せる、
入り口をつくる。

岡田さんが大切にしているのは、 特別な経験を持つ学生だけが集まる場にしないことです。

自分自身も、 最初から社会活動に積極的だったわけではない。

だからこそ、 「少し面白そう」 「一度見てみたい」 という小さな好奇心を持った学生にも、 入ってきてほしいと考えています。

地域医療の未来を考えることは、 一部の専門家だけの仕事ではありません。

学生が現場へ入り、 人に会い、 自分の目で見て、 自分の言葉で考える。

その最初の一歩をつくることが、 次の医療をつくる人を育てることにもつながっていきます。

OPENNESS 「ちょっと面白そう」から、
始められる場を。
FROM MIRAIQUEST+ Vol.01
MIRAIBITO

現場に飛び込むことで、
人は変わっていく。

『MIRAIQUEST+ Vol.01』では、 岡田さんが休学中に経験したさまざまな実践と、 そこから生まれた地域医療への問いを紹介しました。

その歩みから見えてくるのは、 「学ぶこと」と「現場へ行くこと」を 切り離さない姿勢です。

04
CONFIDENCE THROUGH EXPERIENCE

飛び込むことで、
自分の言葉を持てるようになった。

地域や海外、 そしてさまざまな医療の現場へ飛び込んできた岡田さん。

そこで得た大きなものの一つが、 「自信」でした。

以前は社会で活躍する大人と話すとき、 緊張するばかりだったといいます。

しかし、 多くの現場に入り、 人と話し、 ときには失敗する経験を重ねる中で、 少しずつ自分の考えを 自分の言葉で話せるようになりました。

そして今度は、 岡田さん自身の行動が 次の学生たちの背中を押し始めています。

AN ORIGINAL EXPERIENCE 経験が、自信に変わる。
自信が、次の一歩を生む。
学生たちが対話しながら地域医療について考えるワークショップ
INTO THE REAL WORLD

地域へ、医療の現場へ。 実際にその場所へ入り、 人と出会うことから問いが始まる。

まず、飛び込んでみる。
05
SPECIALTY × CROSSING BOUNDARIES

専門性を深めながら、
境界を越えていく。

再び大学での学びに戻った岡田さんが、 次に向き合っているのは 「専門性」と「越境」の両立です。

多くの分野を見てきたからこそ、 医学そのものの奥深さや、 一つの専門を突き詰めることの大切さも 強く感じるようになりました。

まずは医師として、 信頼されるだけの専門性を身につける。

そのうえで、 医療の中だけに閉じるのではなく、 地域や暮らし、 さまざまな分野とつながっていく。

岡田さんが思い描くのは、 病院の中と外を行き来しながら、 医療と社会を橋渡しできる医療者です。

THE DOCTOR HE WANTS TO BECOME 専門を持つ。
それでも、外の世界とつながり続ける。
06
THE NEXT QUEST

立ち止まることも、
前へ進むこと。

岡田さんにとって休学は、 学びを止める時間ではありませんでした。

自分自身を見つめ、 世界を広げるための時間でした。

一度いつもの場所から離れてみる。 知らない人に会う。 知らない場所へ行く。 失敗する。 そして、もう一度自分の道を考える。

その経験を経て、 岡田さんは今、 医学をさらに深く学ぶ次のフェーズへ進んでいます。

「立ち止まること」と 「前へ進むこと」は、 決して反対ではない。

岡田さんの歩みは、 自分の好奇心に従って外の世界へ踏み出すことが、 次の未来を見つける力になることを教えてくれます。

MIRAIBITO / 02 好奇心から、一歩外へ。
その経験が、未来の問いになる。
PROFILE

岡田 元さん

HAJIME OKADA
金沢大学 医学類
地域医療を考える学生会議 代表
株式会社フューシャス 代表取締役
『MIRAIQUEST+ Vol.01』掲載

※プロフィール・肩書きは『MIRAIQUEST+ Vol.01』掲載時の情報をもとにしています。

WHOLE REGION LAB / COMMUNITY HEALTHCARE

次の地域医療を、
地域とともにつくる。

子どもや若者が医療の現場と出会い、 これからの地域医療を担う人へと育っていく。 ミライクエストが進める 「地域医療・人材の育成」のフィールドをご覧ください。

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