
藤井 浩人さん
地域の未来は、
人と人が出会う現場から生まれる。
2013年、28歳で美濃加茂市長に初当選。 当時、現職では全国最年少の市長となった藤井浩人さん。
それから地域の未来を考えるさまざまな現場に立ち、 市民、子ども、学生、企業、地域の人々との対話を重ねてきました。
ミライクエストの活動でも、 多忙な公務の合間を縫って学生との対話や、 子どもたちの学びの場、 地域で行われる実践へ何度も足を運んでくださっています。
28歳。
全国最年少の市長へ。
藤井浩人さんが美濃加茂市長に初当選したのは2013年。 当時28歳で、現職では全国最年少の市長となりました。
美濃加茂市出身。 学習塾の塾長、美濃加茂市議会議員を経て、 若くして一つの自治体の未来を担う立場へ。
しかし「若い市長」という肩書きだけでは、 藤井さんという人は十分に語れません。
市長になってからも、 地域にあるさまざまな現場へ足を運び、 そこにいる人の声を聞き、 一緒に考える姿があります。
現場にいること。
見守るだけではなく、
同じ場に入る。
ミライクエストが美濃加茂市で活動していると、 藤井市長が現場へ足を運んでくださる場面が何度もあります。
学生との対話。 子どもたちのSTEAM体験。 高校生とつくった森での天体観察。
来賓として挨拶をして帰るのではなく、 学生の話を聞き、 子どもと同じ道具を手にし、 一緒に夜空を見上げる。
そこには、地域の未来を誰かに任せるのではなく、 自らその場に入り、 ともに考えようとする姿があります。

一緒にやってみる。
STEAM講座「魔法の杖で遊ぼう」。 子どもたちと一緒にテクノロジーを体験する藤井市長。
地域から、
次の自治のかたちを。
2025年、藤井浩人市長は、 米日財団が創設した第1回「若手市長賞」の受賞者に選ばれました。
この賞は、日本全国の45歳未満の市長の中から、 革新的な自治のあり方を実践する若手自治体リーダーを顕彰し、 国際的な政策交流やリーダーシップ開発へつなげる取り組みです。
藤井市長は、 市民参加、デジタル化、 子育て・教育などの取り組みを進める 地域リーダーとして評価されました。
28歳で市長となった若者が、 十年以上地域と向き合い続け、 改めて「若手自治体リーダー」として評価された。
その歩みそのものが、 地域から未来をつくる一つの姿を示しています。
「原体験」「共創」「次世代」。
藤井市長に聞いた、地域の未来。
『ミライクエスト+ Vol.01』では、 藤井浩人市長に、 学生が地域へ飛び込むことの意味、 行政にとっての「共創」、 そして次世代への期待について伺いました。
ここからは、 冊子に掲載した藤井市長の言葉を、 その内容を大切にしながら紹介します。
9年間にわたって多くの東京大学の学生が美濃加茂を訪れ、 卒業後も関係が続いています。
こうした若者たちが美濃加茂に魅力を感じ、 何度も訪れてくれることについて、 市長はどのように感じておられますか?
美濃加茂市を訪れてくださった東京大学の学生の皆さんが、 活動を終えても何度もこの地に戻ってきてくれていることを、 何より嬉しく、そして誇らしく感じています。
このまちは、自然や歴史、地域の人々との温かな関わりにあふれています。 そして何より、“ここでしか出会えない経験” が、 若い皆さんの視野を広げ、 人生の一ページとなってきたのだと感じています。
何度も足を運んでくださるということは、 「また来たい」「また学びたい」 「このまちで何かに取り組んでみたい」 という気持ちがここ美濃加茂市にあるのだと思います。 市として、その想いを受け止め、 これからも皆さんの「原体験の地」としてあり続けたいと思います。
あり続けたい。
本レポートでは “共創” を 大きな特集テーマとしています。
行政として、“共創” をどのように受け止めておられますか?
「共創」とは、誰か一人・どこか一つが頑張るのではなく、 違う立場・世代・地域・企業・学生が出会い、議論し、 手を取り合って “ともに新しい価値をつくる” ことだと捉えています。
市民、学生、地域、企業の垣根を超えて、 1つのテーマに真剣に向き合い、 いろいろな目線からアイデアを出し合い、 より良いものを作り上げていく。 美濃加茂市では、これからも 「共創」が育まれる土壌を大事にしていきたいと考えています。
「学生×共創のみらい」をテーマにした今回の特集。
これからの地域を担う子どもたち・学生たちの未来を どのように描いておられますか?
これからの社会は、答えのない時代です。 だからこそ、地域の現場で課題を見つけ、 仲間と協力して解決に向かう 「生きる力」や「共に創る力」を育むことが大切です。
美濃加茂市では、学校教育や地域活動の場を通じて、 子どもたちが地域の一員として誇りを持ち、 未来を自分たちの手でつくっていく力を育てたいと考えています。
地域が子どもを育て、子どもが地域の未来をつくる。 そんな循環が、このまちの理想の姿です。
子どもが地域の未来をつくる。

加茂農林高校と取り組んだ「星の見える森づくり」。 2022年11月の皆既月食観賞会で、 子どもたちと夜空を見上げる藤井市長。
学生・地域・企業をつないできた 「ミライクエスト」への期待をお聞かせください。
ミライクエストの皆様が「学生 × 地域 × 企業」の共創に長年取り組まれ、 その理論と実践を結びつけながら全国に波及させておられることに 深く敬意を表します。
この取り組みは、 若い力と地域の知恵が出会う “化学反応” そのものであり、 未来を変える可能性を秘めています。
美濃加茂市としても、 皆様の活動がさらに広がり、 多様な地域で “共創のフィールド” が増えていくことを 心から期待しております。
これからも、ぜひこのまちを舞台に、 共に新しい価値を創っていきましょう。 市としても、全力で応援しております。
“化学反応”。
原体験から、
地域の未来へ。
『ミライクエスト+』で藤井市長が語った 「原体験」「共創」「次世代」という言葉。
その言葉は、現在のミライクエストが目指す 「地域まるごと研究所」とも深くつながっています。
地域の人・自然・文化・産業・課題そのものを、 次世代が学び、問い、試すフィールドとしてひらく。
そして、そこで生まれた体験、対話、気づき、問いを 一過性のイベントで終わらせず、 次の政策、事業、学びへ使える 「地域の知」として残していく。
美濃加茂市で長く積み重ねてきた実践は、 いま「地域まるごと研究所」という 次の構想へつながっています。
藤井 浩人さん
HIROTO FUJII
美濃加茂市との、
共創のあゆみへ。
2019年の「里山×STEAM」から、 教育、農業、伝統文化、多文化共生、 大学生の地域活動、そして「地域まるごと研究所」へ。 美濃加茂市とミライクエストが積み重ねてきた実践をご覧ください。
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