DAY8|わたしたちの未来へ。
涙と笑顔でつないだ最終日
ついに迎えたサマースクール最終日――DAY8。
この日は、チームの垣根を超え、8日間をともに過ごした仲間たちと最後の時間を過ごしました。
発表を終えたあとの朝は、どこか晴れやかで、でも名残惜しい空気。
「探究」と「出会い」が交差したこの夏を、振り返り、言葉にして、未来へつなぐ1日となりました。
午前:感謝と振り返りのビジョンワーク(栄屋旅館)
最終日の朝は、栄屋旅館にてビジョンワークを実施。
このワークは、ただの“振り返り”ではなく、「未来を描く」ための時間として設計されました。
チームメンバーに向けた手紙を書き、互いへの感謝や尊敬を伝え合う時間。
1人ひとりが輪になって、サマースクールで感じたこと、学んだこと、これからの想いを言葉にして語りました。
「初日は正直、どうなるか不安だった」
「ここでしか出会えなかった仲間に出会えた」
「地域も、自分の未来も、ちょっと好きになれた気がする」
涙あり、笑顔あり。
心からの言葉が交差する時間に、スタッフや大人たちも思わず胸が熱くなりました。
別れの時、それぞれの道へ
昼頃には、各地から集まった高校生・大学生たちが、それぞれの帰路へ。
駅で交わされる最後の握手、ハグ、記念写真。
「また絶対会おうね」
「今度は自分のまちにも来てほしい」
「このチームでまた、何か一緒にやろう」
そんな言葉とともに、
このサマースクールは、それぞれの“これから”へと静かにバトンを渡していきました。
■DAY8を終えて
美濃加茂というまちで過ごした8日間は、きっとこれからの人生の中でも、
“特別な夏”としてずっと記憶に残るはずです。
地域の課題に向き合った時間。
仲間と本気で語り合った時間。
そして、未来を描こうとした自分自身との出会い。
本プログラムは、トヨタ財団2023年度国内助成プログラムの支援を受けて実施され、
全国から集まった高校生・大学生の旅費など、総額200万円超の費用をミライクエストが助成金から予算計上し、参加の障壁を取り除く形で運営されました。
もしもこの経験が、参加した学生たちの背中をそっと押すことができたのだとしたら、
それは私たちミライクエストにとって、何より嬉しいことです。
サマースクールは終わっても、ここで生まれたつながりと想いは、
これからの進路、学び、人生の選択に確かに影響を与えていくことでしょう。