DAY5|ぶつかる想い、重なる視点。
中間発表で見えた“問いの深まり”
サマースクール5日目。この日は、各チームの取り組みがいよいよ「形」になり始めるターニングポイント。
夜には中間発表が行われ、地域の方や運営アドバイザーも参加し、熱のこもった議論が交わされました。
午前〜午後:ラストスパートのヒアリングと提案づくり
各チームは発表前の最後のフィールドワークと、提案のブラッシュアップに全力投球。
- 駅南チーム:商工会議所、地元ビール会社、地域活動団体、高校文化部などからのヒアリング
- 多文化共生チーム:外国人の学童施設、キャリア支援団体、NPOなどを訪問
- 梨チーム:複数の農園や高校農業科、県農政部を訪問
それぞれのチームが、「声なき声をどうすくい上げるか」という視点で、提案内容を言語化していきました。

ブラジル出身の方からの率直な意見に真剣に耳を傾ける学生たち。

壁に貼り付けた模造紙と付箋に向かい、最終確認。意見の整理に全員が集中。

時間との勝負。市の職員も見守り静かな熱気の中、最後の議論が続きます。
夜:中間発表(生涯学習センター)
19時30分からは中間発表会を開催。
市議会議員や地域関係者、大学生アドバイザーが参加し、各チームの発表を見守りました。
- 発表時間:1チーム15〜20分+フィードバック15分
- 内容:課題認識、ヒアリング結果の分析、仮説、提案の方向性
参加者からのフィードバックには鋭い指摘や問いかけが飛び交い、探究が“外の視点”によって磨かれる時間となりました。

堂々のプレゼンテーション。

仲間の発表に、真剣なまなざし。

問いと提案を、自らの言葉で届ける挑戦。

最後の確認。緊張感と集中が伝わってきます。

東大生地方創生コンソーシアム代表の田口さんの厳しいチェックが学生たちに深い気づきを与えます。
DAY5を終えて
「問いの深さ」が、ここにきて試される1日。
誰かからの正解ではなく、自分たちで見出した仮説と提案。
それを世に出し、対話を通じて鍛えていく——
中間発表は、各チームにとって小さな“覚悟”をともなう挑戦の場でした。

東京大学の学生サポーターと共に、宿でリラックスしながら語り合う参加者たち。


深夜まで続いた議論。問いはまだ終わらない。