レポート

未来の森づくりラボ【令和4年度】#16

11/8:皆既月食鑑賞会を開催しました!

加茂農林高校の森林科学科3年生たちがこれまで準備を重ねてきた「皆既月食鑑賞会」が、ついに開催されました!

当日は、星の見える森の入り口から階段、観測ポイントまでの道のりに、生徒たちの手で設置された ペットボタル(ペットボトル型のLEDライト)180個 が優しく来訪者を誘導!まるで星空へ続く道のような幻想的な光景が広がりました。

会場では、参加者に向けて生徒たちが 手作りのスライドや資料を使いながら、皆既月食や里山保全についてプレゼンテーション を実施!夜の森に灯された明かりの中で、堂々とした発表が行われ、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。

観測タイムには、子どもたちが望遠鏡を使って赤く染まった月をのぞき込み、「わあ、見えた!」という歓声があがるなど、大人も子どもも自然の神秘を楽しむ時間となりました。

この日は、一般来場者約35名のほか、中日本高速道路株式会社、富士通株式会社、NTTドコモなど企業の皆様も参加し、地域と企業、学校がつながる素敵な一夜となりました!

準備から本番まで、たくさんの時間と工夫をかけてきた生徒たちの取り組みが、しっかりと実を結んだ瞬間でした!

・テーマ:現地への入り口・階段・現地に180個のペットボタルを設置

皆既月食観察会の実施(来訪者への説明と観察)

・形式:フィールドワーク
・指導者:田園社会イニシアティブ 楢木、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏

・参加者:加茂農林高校 森林科学科3年 8名、加茂農林高校 中島先生,

一般参加者 35名程度、中日本高速道路株式会社、富士通株式会社、株式会社NTTドコモ 等

■事業内容と結果の検証

高校生が考えるレクリエーションの森づくり(星の見える森づくり)を通じて里山保全の大切さを知ると共に市民への里山保全に対する関心を高めていく(里山千年構想)。今年度は里山整備活動に加え、特に「地域の持続可能な里山保全」を目的に自分たちが里山の手入れをしなくても地域の方々がその資源の大切さを理解し協働で守っていくために広く地域内外の方々に知ってもらう「広報活動」を重点的に行った。

マイルストーンとして令和4年11月8日の皆既月食を目標とした。当初は自分たちの取り組みを伝えることに難しさを感じていたが、11月8日の皆既月食に向けた藤井市長への事前プレゼン、当日の皆既月食見学者へのプレゼンに向けて大きく成長した姿が見られた。

■場所

加茂農林高校、樹守の里および美濃加茂市役所 ほか

■対象

加茂農林高校 森林科学科3年生8名(指導教諭:中島先生)

■総合指導

田園社会イニシアティブ楢木、カモケンラボ菊池氏、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏、可茂森林組合 井戸氏

■協力(敬称略) 豊田合成株式会社、株式会社NTTドコモCS東海、ミライクエスト、美濃加茂市農林課

関連記事

TOP