皆既月食に向けた現地整備作業スタート!
11月の皆既月食を前に、いよいよ現地での整備作業が本格スタートしました!
この日は、観測地となるエリア周辺の草刈りや階段の補修、そして訪れた人が座って空を見上げられるように、端材を使ったベンチづくりなどを実施しました。木に登っての高所作業や、バランスをとりながらの整備作業は、まさに森と向き合うリアルな体験!
森の中で汗を流しながら、「ここで星を見上げてもらえたら…」と未来の風景を思い描く高校生たち。実際に自分たちの手で森を整え、形にしていく体験は、教室の中だけでは得られない学びにあふれています。
これからの整備もいよいよラストスパート。皆既月食当日へ向けて、星の見える森づくりが進んでいきます!

・テーマ: 皆既月食に向けた現地での本格的作業の実施。観測値周辺および階段周辺の草刈り等の続き/階段の補修/端材を使ったベンチなどの製作・設置その他
・形式:フィールドワーク
・指導者:田園社会イニシアティブ 楢木
・参加者:加茂農林高校 森林科学科3年 8名、加茂農林高校 中島先生
■事業内容と結果の検証
高校生が考えるレクリエーションの森づくり(星の見える森づくり)を通じて里山保全の大切さを知ると共に市民への里山保全に対する関心を高めていく(里山千年構想)。今年度は里山整備活動に加え、特に「地域の持続可能な里山保全」を目的に自分たちが里山の手入れをしなくても地域の方々がその資源の大切さを理解し協働で守っていくために広く地域内外の方々に知ってもらう「広報活動」を重点的に行った。
マイルストーンとして令和4年11月8日の皆既月食を目標とした。当初は自分たちの取り組みを伝えることに難しさを感じていたが、11月8日の皆既月食に向けた藤井市長への事前プレゼン、当日の皆既月食見学者へのプレゼンに向けて大きく成長した姿が見られた。
■場所
加茂農林高校、樹守の里および美濃加茂市役所 ほか
■対象
加茂農林高校 森林科学科3年生8名(指導教諭:中島先生)
■総合指導
田園社会イニシアティブ楢木、カモケンラボ菊池氏、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏、可茂森林組合 井戸氏
■協力(敬称略) 豊田合成株式会社、株式会社NTTドコモCS東海、ミライクエスト、美濃加茂市農林課