レポート

未来の森づくりラボ【令和4年度】#1

皆既月食を見よう!新チームで星の見える森づくりがスタート!

今年も加茂農林高校の森林科学科3年生が、星の見える森づくりに挑戦!
昨年度の先輩たちから森と想いを引き継ぎ、新たなプロジェクトが動き出しました。

今年の目標は、令和4年11月8日に起こる皆既月食をこの森から観察すること
その第一歩として、7月13日、現地の地形や星の見える方角などを確認するためのフィールドワークを行いました。

調査では、美濃加茂市から提供された航空地図や地図アプリを使いながら、整備候補地を検討。
さらに、事前学習として京都大学の青木成一郎先生から星空シミュレーターを使った指導を受け、皆既月食がどの方向からどのように見えるのかを学びました。

現地では、スマートグラスを活用しながら地形や植生を観察。
今年度のメンバーも、五感とテクノロジーを駆使して、“星空の見えるベストスポット”を探し始めました!


【実施日】
2022年7月13日

【参加者】
加茂農林高校 森林科学科3年生 8名
中島教諭
田園社会イニシアティブ 楢木
京都大学大学院理学研究科附属天文台 天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学 准教授 青木成一郎
美濃加茂市 農林課職員


この森に、今年も新たな物語が刻まれます。
次回はいよいよ整備候補地の絞り込みへ!どうぞお楽しみに!

・テーマ:市から提供された航空地図や地図アプリを使い現地調査で得たデータと合わせて整備候補地の検証を行う。事前に京大天文台の青木先生より星空シミュレーターを使い月食の方角などの指導

・形式:フィールドワーク スマホ撮影+スマートグラスを装着してのデータ収集

・指導者:田園社会イニシアティブ 楢木、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏、美濃加茂市農林課

・参加者:加茂農林高校 森林科学科3年 8名、加茂農林高校 中島先生

■事業内容と結果の検証

高校生が考えるレクリエーションの森づくり(星の見える森づくり)を通じて里山保全の大切さを知ると共に市民への里山保全に対する関心を高めていく(里山千年構想)。今年度は里山整備活動に加え、特に「地域の持続可能な里山保全」を目的に自分たちが里山の手入れをしなくても地域の方々がその資源の大切さを理解し協働で守っていくために広く地域内外の方々に知ってもらう「広報活動」を重点的に行った。

マイルストーンとして令和4年11月8日の皆既月食を目標とした。当初は自分たちの取り組みを伝えることに難しさを感じていたが、11月8日の皆既月食に向けた藤井市長への事前プレゼン、当日の皆既月食見学者へのプレゼンに向けて大きく成長した姿が見られた。

■場所

加茂農林高校、樹守の里および美濃加茂市役所 ほか

■対象

加茂農林高校 森林科学科3年生8名(指導教諭:中島先生)

■総合指導

田園社会イニシアティブ楢木、カモケンラボ菊池氏、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏、可茂森林組合 井戸氏

■協力(敬称略) 豊田合成株式会社、株式会社NTTドコモCS東海、ミライクエスト、美濃加茂市農林課

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