医療人材不足の現場に、学生が飛び込む2日間の共創プログラム
2024年8月23日(金)〜24日(土)/岐阜県美濃加茂市
地域と医療のリアルに飛び込んだ2日間──全国から医療系学生が美濃加茂に集結!
地域医療従事者の深刻な人材不足。そんな現実に真正面から向き合い、全国から集まった医療系学生たちが美濃加茂の現場へ。地域の声に耳を傾け、未来の医療を共に考える挑戦が始まりました。
2024年8月23日・24日、岐阜県美濃加茂市を舞台に、医療の未来を志す12名の学生たちが集まりました。
このスタディツアーを企画・主催したのは、金沢大学医学類に在学中の岡田元さん(地域医療を考える学生会議代表/株式会社フューシャス代表取締役)。
若者向けWEBメディア「コメディア」でも活動する岡田さんが、自身の惚れ込んだ地域・美濃加茂の魅力を全国に伝えるために立ち上がり、学生たちに「地域医療の今」を届けました。
ミライクエストはこの熱意に共鳴し、美濃加茂市健康課や中部国際医療センターとの調整、現地受け入れ、旅費支援などのコーディネート・サポートを行いました。
中部国際医療センター 井戸統括官からのお話
プロジェクト名
地域医療の未来を考えるスタディーツアー in みのかも
実施日
2024年8月23日(金)〜24日(土)
実施場所
岐阜県美濃加茂市内(美濃加茂市役所、中部国際医療センター)
主な参加者
全国の医療系学生12名(金沢大学、藤田医科大学、信州大学、名古屋大学、関西医科大学、横浜市立大学、秋田大学)
企画・運営:地域医療を考える学生会議 × ミライクエスト
協力:美濃加茂市健康課、中部国際医療センター
スタディツアー参加者と美濃加茂市健康課の職員の皆さん
地域課題
- 地域医療における人材不足の将来的懸念
- 多文化共生地域での医療アクセスや健康施策の工夫
- 若年層への医療職の魅力伝達と定着支援
プロジェクト概要
医療系学生が地域医療の現場と政策を学び、現実課題に触れながらキャリアと地域貢献の意義を考える2日間のスタディーツアーです。行政との対話や現場見学、高校生向けイベントでの支援活動を通して、地域医療の未来を参加者全員で共創しました。
実施内容詳細
DAY1:行政×健康ワークショップ
美濃加茂市健康課の講義後、「医療費削減」「健康でいられる社会づくり」をテーマにグループディスカッションを実施。多文化対応や情報連携、予防医療推進など、多角的な施策が提案されました。
グループワーク中の議論
健康課職員との対話
中部国際医療センター 伊藤参与からの説明
DAY1:中部国際医療センター見学
最先端医療と地域医療の両立を担う中部国際医療センターを訪問。
副院長・山田先生から医療人材育成の課題や病院の挑戦についてのレクチャーを受け、現場の医師・技術者による解説付き見学で、学生たちは進路選択への新たな視点を得ました。
陽子線がん治療センターの見学
中部国際医療センター 山田副病院長からの講義
DAY2:オープンホスピタルでのボランティアと医療体験
2日目は、医療職を目指す高校生100名が参加する体験型イベント「オープンホスピタル」で大学生が運営補助。
シミュレーターを用いた医師体験や摂食・嚥下体験の看護実習など、現場レベルの体験が行われ、大学生は受付や誘導、質疑対応を通じて“先輩”としての役割を果たしました。
医療現場での実習体験
医療現場での実習体験
医療現場での実習体験
受付でのボランティアの様子
成果物・分析結果
- 行政との協働による政策提案が多数創出
- 参加者のキャリア意識が深化し、地域での医療に関心が高まった
- 高校生との交流により医療職の魅力を伝える機会が生まれた
特記事項・メッセージ
このツアーは、学生たちが自ら考え、現場に飛び込み、世代を超えて未来を語り合う「共創の医療学び旅」でした。今後も美濃加茂を起点に、地域と学生がともに未来を描く挑戦を続けていきます。
岡田元さんの言葉
「地域医療に触れることは、自分の将来を考える上で大きな意味がある。現場に飛び込んでみないと分からない“リアル”がある。」
コメディアの記事にも、岡田さんが本企画に込めた想いや、参加者の声が詳しく紹介されています。
コメディアとは?
コメディア(旧co-media)は、2014年8月にスタートし、今年で10年目を迎える学生向けWEBメディアです。
代表の岡田元さんが学生の皆さんとともに、各界のトップランナーや挑戦を続ける学生へのインタビュー、海外からの寄稿記事、学生に有益なイベントなど、骨太な記事を多数掲載しています。10代・20代の視野を広げ、これからの挑戦やキャリア作りを後押しするメディアです。
▶コメディアの想い ”記事を読んだ皆さんが、「自分も何か行動してみたい!」と思えるようなメディアとなるために、コメディアは、これからの社会を作っていく世代に有益な情報を発信し続けます。”