秋空の白川郷で広がった、“結”から始まる共創の輪
SDGs研修【ミライクエスト×ドコモビジネスソリューションズ東海支社✕NEXCO中日本サービス】
日時:2022年11月24日〜25日
場所:白川郷荻町合掌造り集落/トヨタ白川郷自然學校
参加:ドコモCS東海・NEXCO中日本サービス・学生 他
爽やかな秋晴れの下、白川郷で開催された第3回目となるSDGs研修プログラム。今回から、地域の語り部として“人力しんちゃん”こと川田晋也さんがガイドとして登場し、村の暮らしと文化を紹介してくださいました。


1日目:地域を歩き、自分の視点で探る魅力と課題
参加者は白川郷の集落を歩きながら、「持続可能性を感じたもの」をテーマにスマートフォンで写真を撮影。神田家や明善寺をめぐり、集落に息づく知恵や仕組みに触れながら、それぞれの視点で“魅力”や“気づき”をデジタルマンダラに落とし込んでいきました。

夕方にはトヨタ白川郷自然學校に移動し、講話とグループワークを実施。村の“内側”からの視点として、白川村出身の役場職員の尾崎様が登壇。さらに、移住者として地域づくりに携わる山田俊行校長の講話からは、「外から来るからこそ見える白川郷の魅力と課題」を学びました。


2日目:気づきをカタチに──デジタルマンダラによるアイデア創出
2日目は、1日目の気づきをもとに、白川郷の未来を考えるアイデアソンを実施。参加者は個人ワークとグループワークを繰り返しながら、「地域の持続性をどう支えるか」というテーマに向き合いました。 デジタルマンダラを用いることで、思考を可視化し、チーム全体での発想を深める流れが自然に生まれました。


夜の食事や翌朝の朝食時間も、業種・世代を超えた参加者同士や地域の方々と交流する貴重な場となりました。 自然な対話を通じて互いの価値観を理解し合う機会が、プログラム全体の一体感を育みました。
講師陣
- 楢木 隆彦(ミライクエスト代表/田園社会イニシアティブ株式会社 代表取締役)
- 山田 俊行 氏(NPO法人白川郷自然共生フォーラム 常務理事)
- 尾崎 達也 氏(白川郷荻町集落の自然環境を守る会)
- 川田 晋也 氏(白川村ガイド/人力しんちゃん)
参加者アンケートより
今回から実施されたアンケートでは、以下のような感想が寄せられました:
- 「白川郷の“結”という文化が、地域のつながりや人との信頼関係のベースになっていることを知り、深く感動した。」
- 「普段は交わらない世代や業種の人と率直な意見交換ができ、新鮮だった。」
- 「人力しんちゃんの案内から、住民の想いと世界遺産の関係をリアルに感じられた。」
- 「移住者と地元出身者、それぞれの立場からの話を聞けたことで、白川郷の魅力が立体的に見えてきた。」
- 「自然や文化だけでなく、“人”の魅力をどう活かすかが地域づくりには大切だと感じた。」
“結”がつなぐ、次の挑戦へ
白川郷のフィールドで実践する探究と共創。その中心には、古から受け継がれる“結”の精神がありました。今回の研修では、参加者がその精神に触れ、自分たちの視点から次のアクションを見出す姿が印象的でした。 ミライクエストの白川郷シリーズは、次のステージへと続いていきます。