~地域の製材所と小学校をオンラインでつないだ、アベマキ机プロジェクト~
美濃加茂市の小学校で使う机の天板に、地域の木「アベマキ」を活用する取り組みが進んでいます。今回はその一環として、三和小学校の児童7名を対象に、スマートグラスを使った遠隔授業が行われました。
本来予定されていた製材工場の見学は、新型コロナウイルスの影響で中止に。そこで活躍したのが、ミライクエストでも活用しているスマートグラスです。
当日は、製材工場(丸七ヒダ川ウッド)の神戸さんがスマートグラスを装着。工場内を移動しながら製材の様子をライブで配信し、教室にいる子どもたちがその映像を見ながら学ぶという新しいスタイルの授業が行われました。
教室では、アベマキとスギの実物サンプルを手に取って比較。「どちらが重い?」「どんな手触り?」といった感覚的な学びも得られました。神戸さんが見ている風景がそのまま画面に映し出されることで、「まるで自分が工場にいるようだった」との声も。
授業後には、アベマキに空いた穴から「この虫はなんだろう?」と話題が広がり、学校のタブレットで調べる姿も見られました。そこから「キクイムシ」という虫の存在を知り、さらに興味を深める児童も。
また、かんなくずや木の端材、ヒノキのチップなどが無駄なく活用されていることにも気づき、「木は最後まで使えるんだね」という声も上がりました。




