いよいよジンジャーシロップを使ったソフトクリームの試食会が開催されました!
会場となったのは、実際に提供が予定されている奈良の人気カフェ「cotocoto」。この日集まったのは、なんと17名。プロジェクトメンバーに加えて、五ヶ谷しょうがの生産者でありジンジャーシロップの開発者でもある稲野さんも参加されました。

試食会では、日世の亀岡さんが用意した2種類のレシピ、AとBを全員で試食。
まずAは、手に取った瞬間からジンジャーの香りがふわっと広がり、まろやかな甘さの中にもしっかりと辛味が感じられる、まさに絶妙な一品。
一方Bは、アイスクリームに近い質感で甘さが際立ちつつも後味はさっぱり。どちらにも違った魅力があり、17名の投票はほぼ半々に。

意見が分かれる中で注目されたのは、「cotocoto」のお客様層や、どんなシーンで食べてもらいたいかという“コンセプト”。
万人受けを狙うあまりに特徴が薄くなってしまうことは避けたいという思いから、「ジンジャーシロップの美味しさとインパクトを全面に出す」という方向性が固まりました。

この想いの背景には、15年以上にわたり大和伝統野菜の復興と地域づくりに取り組んできた三浦雅之さん・陽子さんご夫妻の熱意があります。
「ジンジャーシロップが美味しいから」だけでなく、それを作り上げた人々の想いや土地の歴史も含めて味わってほしい――そんな願いが込められたソフトクリーム開発は、次のステップへと進みます。

最終的に、Aのレシピをベースにさらにもう一段階進化させていくことが決定しました!
次回はその改良への挑戦です。どうぞお楽しみに!(つづく)