ダイジェスト

雑木をAIで測る!? 「里山STEAMクエストラボ」が始動!

雑木をAIで測る!? 森と未来をつなぐ「里山STEAMクエストラボ」が始動!

中部国際医療センターの職員研修として、美濃加茂市の三和地区にある「中部国際医療センターの森」で、ユニークな実験が行われました。
伐採した木を軽トラックに積み、その重さをAIで予測するというチャレンジです!


この森から、地域と子どもたちをつなぐ

この森は今後、三和地域の皆さん、とくに三和小学校の児童や保護者、地域の方々にとって、交流と学びの場となっていきます。
加茂農林高校の高校生たちも、これまでミライクエストと協働して森林保全や活用の授業に取り組んできました。今回の活動もその延長線上にあります。


森の木が、子どもたちの笑顔に!

伐採された木材は、美濃加茂市の佐合木材「美濃加茂バイオマス発電所」に運ばれ、実際に売却されました!
そしてその売上金で、三和小学校の児童たちへのサッカーボールがプレゼントされました。

この素敵な循環は、美濃加茂デイトナライオンズクラブの企画によるもので、今後も継続的に実施予定です。


写真で木の重さを測れる?AI実験スタート!

今回の実験のきっかけは、可茂森林組合の井戸さんによる発想でした。

「写真を撮るだけで木の重量や換金額がわかれば、高齢者でも伐採のやる気につながる。
森に人が入れば、獣害対策にもなる。」

このアイデアにミライクエストが共鳴し、中部国際医療センターの研修と合わせて実証実験を行いました。


実験結果は…予想より軽い!

AIによる事前予測では「およそ0.9㎥で600kg前後」と試算されていましたが、実際に測った重量は450kg。
予測と実測の間には大きな差がありました。

しかし!ミライクエストは、この「誤差」こそが学びの種だと捉えます。


新たな学びへ──「里山STEAMクエストラボ」始動!

この実験をきっかけに、AIやデータ活用を学ぶ新しいプロジェクトが立ち上がります!
その名も── 里山STEAMクエストラボ

今後は、高校生や大学生が研究員としてこのラボに参加し、以下のようなテーマで実験と探究を行っていきます:

  • AIによる木材体積・重量の推定精度を上げる研究
  • 雑木資源の経済循環モデルの構築
  • 森林と地域をつなぐSTEAM教育の実装

誤差があるから、未来がある!

今回の取り組みでは、予想と現実の差に直面しました。
けれど、だからこそ、もっと良くできる、学べる、挑戦できる。

AIで森を測る。森の資源を地域に還元する。そして、それを次の世代が主体となって探究していく。
それが、ミライクエストの描く未来です!


森の可能性を、共に探究しよう!

この実験に関わってくださったすべての皆様──
中部国際医療センター、加茂農林高校、三和小学校、可茂森林組合、デイトナライオンズクラブの皆さんに感謝を込めて。

ここから始まる「里山STEAMクエストラボ」の冒険に、どうぞご期待ください!


関連記事

TOP