健康イベント共創に向けた企業との意見交換と準備会議
2023年9月15日、加茂農林高校森林科学科3年生による「里山✕STEAMラボ」健康ウォーキングコースデザイン授業が教室で行われました。
夏休みを終えて本格的に再開したこの日は、これまでに考えてきたウォーキングコース計画をさらに具体化し、企業と共にイベントを作り上げる第一歩として、ネクスコ中日本サービスの方々をゲストに迎えました。
夏前に決定していたコース名称「〜美しい自然 三和の道〜 三和富士山道」は、林道入口にある三和小学校の児童たちが出し合ったアイデアから選ばれたもの。
高校生たちはこの名称を盛り込んだ看板のデザイン・制作や、休憩スペースに設置する椅子の制作に本格的に取り掛かり始めていました。


この日の授業では、ネクスコ中日本サービス様からお借りした実際の測量機器を使いながら、ウォーキングコース内での距離計測や目印の設置方法を検討。
高速道路の現場で培われた技術を、森の中の健康ウォーキングコースづくりに応用するアイデアを学びました。
また、「加茂農林高校✕ネクスコ中日本サービスで何ができる?」をテーマに、来校いただいた企業の皆様との意見交換も活発に行われました。
健康経営を考える企業の立場から、森を活用したウォーキングの可能性やイベント企画のポイントなど、普段の授業では得られない視点やアドバイスをもらう貴重な時間となりました。

中部国際医療センターとの連携を前提に、AED設置計画や救急時対応、健康増進データの取得と活用など、具体的な課題も議論。
高校生たちは話し合い内容を記録し、これまでのアイデアを「実現するための計画」に落とし込む準備を進めました。


こうした企業や医療機関、行政と連携した取り組みは、単なる授業を超えて地域を支える実践プロジェクトへ。
この日の話し合いは、後にトップアスリートを招いた大きな健康イベントへとつながる大切なきっかけとなりました。