レポート

未来の森づくりラボ【令和4年度】#9

皆既月食イベントに向けて準備スタート!

9月21日、加茂農林高校の教室では、整備作業の進捗を確認しながら、11月に予定されている皆既月食イベントに向けた準備が本格的にスタートしました!

この日は、京都大学の青木先生からオンラインで星空の見え方や方角に関する講義を受けた後、来場者に向けたプレゼンテーション資料の準備に取り組みました。生徒たちはスマートフォンを手に、地図アプリや星空シミュレーター、調査結果などの情報を見ながら、観測ポイントの整理や説明方法について意見を出し合いました。

また、思考を整理するためにデジタルマンダラマトリクス(DMM)も活用。イベント当日の流れや、伝えたいことを一つずつ可視化していくことで、準備がより具体的に進んでいきました。

教室では真剣な表情でスマホ画面を見つめる姿や、仲間同士でアイデアを出し合う様子があちこちで見られ、イベント成功に向けての熱意が感じられました。

皆既月食当日は、どんな森の風景と星空が広がるのか、ますます楽しみです!

・テーマ:皆既月食の当日の来訪者向けのプレゼン説明資料およびリハーサル/デジタルマンダラマトリクス(DMM)を使い思考とプレゼン内容のプロジェクトの整理

・形式:教室での講義+指導

・指導者:田園社会イニシアティブ 楢木、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏

・参加者:加茂農林高校 森林科学科3年 8名、加茂農林高校 中島先生

■事業内容と結果の検証

高校生が考えるレクリエーションの森づくり(星の見える森づくり)を通じて里山保全の大切さを知ると共に市民への里山保全に対する関心を高めていく(里山千年構想)。今年度は里山整備活動に加え、特に「地域の持続可能な里山保全」を目的に自分たちが里山の手入れをしなくても地域の方々がその資源の大切さを理解し協働で守っていくために広く地域内外の方々に知ってもらう「広報活動」を重点的に行った。

マイルストーンとして令和4年11月8日の皆既月食を目標とした。当初は自分たちの取り組みを伝えることに難しさを感じていたが、11月8日の皆既月食に向けた藤井市長への事前プレゼン、当日の皆既月食見学者へのプレゼンに向けて大きく成長した姿が見られた。

■場所

加茂農林高校、樹守の里および美濃加茂市役所 ほか

■対象

加茂農林高校 森林科学科3年生8名(指導教諭:中島先生)

■総合指導

田園社会イニシアティブ楢木、カモケンラボ菊池氏、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏、可茂森林組合 井戸氏

■協力(敬称略) 豊田合成株式会社、株式会社NTTドコモCS東海、ミライクエスト、美濃加茂市農林課

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