レポート

未来の森づくりラボ【令和4年度】#5

“どんな森にする?” 未来の森のデザインを深める作戦会議!

9月2日、星の見える森づくりに向けた整備計画の詳細ミーティングが、教室とオンラインをつないで行われました。
この日、生徒たちは田園社会イニシアティブの楢木さんと意見を交わしながら、実際に整備を進めていくための計画を詰めていきました。

すでに候補地の観察や方角の確認、データの整理は終えた段階。
この日は、これから森のどの場所に手を加えるのか、皆既月食をどの位置から観測できるようにするのか、整備に必要な作業の手順など、実践に向けた具体的な検討を行いました。

生徒たちは、これまで自分たちが見てきた森の風景や、DMMで整理してきた情報をもとに、整備のアイデアを出し合いながら議論を進めました。
森をただ「整える」だけでなく、「誰かに見てもらいたい」「この森で何を感じてほしいか」という視点が自然と加わっている様子が印象的でした。


【実施日】
2022年9月2日

【参加者】
加茂農林高校 森林科学科3年生 8名
中島教諭
田園社会イニシアティブ 楢木(オンライン参加)


現地を歩き、星を見上げ、対話を重ねて形にしていく。
森づくりは、いよいよ次のステージへ。整備作業が本格的に始まります。

■事業内容と結果の検証

高校生が考えるレクリエーションの森づくり(星の見える森づくり)を通じて里山保全の大切さを知ると共に市民への里山保全に対する関心を高めていく(里山千年構想)。今年度は里山整備活動に加え、特に「地域の持続可能な里山保全」を目的に自分たちが里山の手入れをしなくても地域の方々がその資源の大切さを理解し協働で守っていくために広く地域内外の方々に知ってもらう「広報活動」を重点的に行った。

マイルストーンとして令和4年11月8日の皆既月食を目標とした。当初は自分たちの取り組みを伝えることに難しさを感じていたが、11月8日の皆既月食に向けた藤井市長への事前プレゼン、当日の皆既月食見学者へのプレゼンに向けて大きく成長した姿が見られた。

■場所

加茂農林高校、樹守の里および美濃加茂市役所 ほか

■対象

加茂農林高校 森林科学科3年生8名(指導教諭:中島先生)

■総合指導

田園社会イニシアティブ楢木、カモケンラボ菊池氏、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏、可茂森林組合 井戸氏

■協力(敬称略) 豊田合成株式会社、株式会社NTTドコモCS東海、ミライクエスト、美濃加茂市農林課

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