全国の舞台で発信!星の見える森づくりをプレゼンテーション
7月30日、加茂農林高校の生徒たちは、これまで取り組んできた「星の見える森づくり」の活動を、全国高校生SBP(ソーシャルビジネスプロジェクト)第7回大会で発表しました。
大会では、全国から集まった高校生たちとオンラインでつながり、各地の取り組みを共有し合いました。
生徒たちは、里山の保全と天文教育をかけ合わせた独自の取り組みをプレゼンテーションし、「自分たちがどのように森を整備し、なぜ皆既月食の観察を目標にしたのか」など、プロジェクトに込めた思いをしっかりと伝えました。
この日は、かつて美濃加茂市の教育行政を牽引した前教育長・日比野安平先生も見学に来てくださり、生徒たちに温かいエールを送ってくださいました。
発表後には、他校の高校生たちとの交流も行われ、それぞれの地域での課題解決や探究の取り組みに触れる貴重な機会にもなりました。
【実施日】
2022年7月30日
【参加者】
加茂農林高校 森林科学科3年生 8名
中島教諭
田園社会イニシアティブ 楢木
前 美濃加茂市教育長 日比野安平先生
地域での探究が、全国に届く。
今回の発表は、星の見える森づくりが“誰かの心に届く活動”であることを再確認する機会となりました。
次はいよいよ、森の整備が本格的に始まります。


・テーマ:全国高校生および審査員に向けたプレゼンテーション
・形式:教室+オンライン遠隔での他高校生との交流など
・指導者:田園社会イニシアティブ 楢木
・参加者:加茂農林高校 森林科学科3年 8名、加茂農林高校 中島先生、前教育長:日比野安平先生
■事業内容と結果の検証
高校生が考えるレクリエーションの森づくり(星の見える森づくり)を通じて里山保全の大切さを知ると共に市民への里山保全に対する関心を高めていく(里山千年構想)。今年度は里山整備活動に加え、特に「地域の持続可能な里山保全」を目的に自分たちが里山の手入れをしなくても地域の方々がその資源の大切さを理解し協働で守っていくために広く地域内外の方々に知ってもらう「広報活動」を重点的に行った。
マイルストーンとして令和4年11月8日の皆既月食を目標とした。当初は自分たちの取り組みを伝えることに難しさを感じていたが、11月8日の皆既月食に向けた藤井市長への事前プレゼン、当日の皆既月食見学者へのプレゼンに向けて大きく成長した姿が見られた。
■場所
加茂農林高校、樹守の里および美濃加茂市役所 ほか
■対象
加茂農林高校 森林科学科3年生8名(指導教諭:中島先生)
■総合指導
田園社会イニシアティブ楢木、カモケンラボ菊池氏、京都大学大学院理学研究科附属天文台天文普及プロジェクト室室長/京都情報大学院大学准教授 青木成一郎氏、可茂森林組合 井戸氏
■協力(敬称略) 豊田合成株式会社、株式会社NTTドコモCS東海、ミライクエスト、美濃加茂市農林課