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世界遺産白川郷で始まった地域共創の一歩!

ミライクエストらしい研修の原点が、ここに。

SDGs研修【ドコモ/ミライクエスト/NEXCO中日本サービス】
場所:白川郷合掌集落/トヨタ白川郷自然學校
日程:2021年11月17日〜18日
参加者:ドコモCS東海・ネクスコ中日本・JTB


世界遺産・白川郷を舞台に開催されたこのプログラムは、「地域共生リビングラボ」の試行として、企業×地域×自然の視点からSDGsを探究する2日間の研修でした。ミライクエストとしての初期構想に基づき、学生の参加を視野に入れた共創型研修のプロトタイプとして位置づけられました。

白川郷の風景(合掌造り集落)

本プログラムは、白川村の課題や文化を深く理解しながら、自社の事業リソースと掛け合わせた新しいアイデアを構想することを目的とし、散策・講話・ワークショップ・クアオルト健康ウォーキング・アイデアソンといった多彩なアプローチで進行されました。

1日目:白川郷を歩き、文化と課題に触れる

初日は、白川郷合掌造り集落の散策からスタート。和田家の見学や地域の風景の撮影を通して、参加者は持続可能な暮らしのあり方を観察しました。その後、トヨタ白川郷自然學校に移動し、デジタルマンダラを用いたグループワークを実施。気づいた点や課題感を共有しながら思考を深めました。

夕暮れの白川郷と参加者の後ろ姿

続いて、株式会社日本クアオルト研究所 代表の大城孝幸氏より、「クアオルト健康ウォーキング」に関する講義が行われ、ドイツ発祥の療養型ウォーキングの理論を学びました。さらに、白川村に根ざした取り組みを続ける尾崎達也氏(自然環境を守る会)から、白川郷が数百年にわたり続いてきた理由を地域視点から伺いました。

2日目:体験から共創へ──未来のビジネスを描く

2日目の朝は、実際に「森の散歩道コース」でのクアオルト健康ウォーキングを実践。自然の中で身体を動かすことで、地域資源の活用や健康との結びつきを体感しました。続く講話では、NPO法人白川郷自然共生フォーラムの山田俊行氏が「移住者の立場から見た持続性」について語り、視野をさらに広げました。

白川郷を散策する参加者たち

午後は白川村の課題と自社の事業を掛け合わせた「アイデアソン」を実施。グループごとに「遺していきたい風景」「自社の強み」「地域との接点」を盛り込んだ企画案を練り上げ、パワーポイントを活用して発表・ディスカッションを行いました。

トヨタ白川郷自然学校での講話の様子

講師陣

  • 楢木 隆彦(ミライクエスト代表/田園社会イニシアティブ株式会社 代表取締役)
  • 大城 孝幸 氏(株式会社日本クアオルト研究所 代表取締役)
  • 山田 俊行 氏(NPO法人白川郷自然共生フォーラム 常務理事)
  • 尾崎 達也 氏(白川郷荻町集落の自然環境を守る会)

学生が参加することの意味

本プログラムは企業向けに設計されたものでしたが、ミライクエストではこの枠組みをもとに、次回以降、学生の参加を中核としたプログラムへと発展させていきました。若者が地域課題に触れ、自分の視点で考え、他者と協働しながら未来を構想する──それこそが持続可能な社会をつくる上で欠かせない“人づくり”であり、世代や立場を超えた共創の第一歩となります。

全国展開への礎となった2日間

この白川郷でのパイロット研修は、ミライクエストが今後各地で展開していく「探究×地域×共創」型の基盤となる貴重な経験となりました。文化と暮らしの知恵が息づくこの地だからこそ実現した、濃密な学びの時間。ミライクエストの未来は、ここから始まりました。

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