
・内容:ISS(国際宇宙ステーション)のシステムを担当するJAMSSによる圃場の状態モニタリングシステムの検証
・実験者:JAMSS https://www.jamss.co.jp/
・実施日:12/21、1/11、2/16(オンライン会議システムZOOMによる)
・参加者:JAMSS 渡部氏、春見ライス 春見氏、農林課職員 坪井氏・三輪氏、田園社会イニシアティブ 楢木
・今後に向けての考察:蜂屋地域の田んぼを人工衛星から撮影されたデータを使い、稲(葉っぱ)の活性度を測る「植生指数画像」と「収量の変化」をJAMSS様により調査・分析し、農林課/春見ライス/田園社会と共に議論・検討を行った(最大:2017/1/1〜2021/11/1までをグラフ化)。
「植生指数画像」と「収量の変化」との相関関係について、決め手となる考察には至らず、より詳細な分析と考証が必要とされるが、圃場の周辺植物が生育不良の影響になっているのか、隣の田んぼでも土壌の違いにより生育に佐賀生じているのではないかなど、様々な仮説を立てて議論することに繋がった。今後に向けては稲作の1年を通じたモニタリング(田植え前から収穫まで)を行い(5日に一度衛星が上空を撮影→10メートルメッシュ)、変化が見られたエリアを現場での観察と合わせる(里山印での土壌分析も合わせ)ことで、衛星データ活用の精度の向上を目指していく。衛星データの精度向上によって経験と勘に頼らず、生育不良などの変化が生じた場合に「すぐに対処」をし、農家の圃場の管理や品質向上に大いに貢献できると考えられる。