総括:この「高校生が考えるレクリエーションの森づくりラボ」では、SDGsでも目指している持続可能な環境・社会・経済の中での森の役割を高校生たちが様々な視点で考える機会を提供することを目的に実施されました。
実際の森での観察からの気付きを大切にし(センス・オブ・ワンダー)、そこから見えてくる課題やチャレンジしてみたいことを形にしていくプロセスを学習の軸にしています。
特にSDGsとは?を考える上で「宇宙」をテーマにした授業を最初に挟みました。これは宇宙というゼロベースの環境で人間が生活するために、というテーマから持続可能な循環の仕組みを創るには何が必要かを学生に考えてもらい、地球の森や資源の大切から森づくりという仕事の大切さに気付いてもらうことを狙いとしたものです。京都大学天文台の青木先生などゲスト講師を招き、また美濃加茂市の伊藤市長も学生と一緒に考えSDGsの本質を探りました。
またスマートグラスを導入し、サスティナビリティを先端科学の目で見る機会を提供しました。これは今後SDGs時代に社会に飛びたつ学生にSTEAM(※)的視点から持続可能な環境・社会・経済を考えることを目的としている里山✕STEAMの概念を美濃加茂市の実情に合わせて適用したものです。
※STEAM:Science(科学)/Technology(技術)/Engineering(工学)/Art(芸術)/Mathematic(数学)
今後の展望:
11/27の授業にて、レクリエーションの森についての具体的な方針を決定。「①星空の見える森づくり」「②炭焼小屋を併設したBBQができる森づくり」を次年度以降チャレンジしていく。今年度得られたデータは次年度の新3年生に引き継いでいきます。